2009年12月30日水曜日

夏井瞬というデザイナー

ウチの会社のHPをリニューアルしました。
僕らの思いを思いっきり込めて作りました。

そんな僕らの気持ちを全部受け止めてくれて、
非常にストレートに表現してくれた、
一人のデザイナーとの邂逅があったのは11月のこと。

その男、夏井瞬。
まず名前がいい。

僕らの前に現れたその男は、破れたジーンズ、金髪に鼻ピアス。
そして、なんとも人懐っこい笑顔で、僕らの心をわしづかみにした。

その夜、飲みながら、その男はこういった。
「ピンチのときは諦めないだけでいいからラクなんです。
たったそれだけで諦めたヤツとの差が付くから。」

こいつ、カッコいいな、と思った。たしか齢28か29。
たぶん、こいつ、ビッグになる。
いろんなものをスイスイと踏み越えていくだろう。

彼は、僕らの無理難題をすっすっとクリアしていった。
一度も泣き言を言わない。文句も言わない。素直、かつ、媚びない。
淡々とすべての経験を自分の肥やしにし、何かを蓄えていく。

そして、今日、完成しました、ホームページ。
http://www.super-edition.com

夏井ちゃんありがとう。
今の僕ら、そのまんまが詰まったサイトができました。
ありがとう。夏井ちゃんと出会えてよかった。

年の瀬

気がつけば年の瀬になっていた。

慌ただしい時間の中で、年賀状を書く。
心が落ち着く。この時間がすごく好きだ。

いろんな人に感謝の気持ちが溢れてくる。

特に家族、両親、社員2人、メンターM氏。
どうしても気持ちが伝えたくてメールを書いた。

支えられて生きている。
このことを今年ほど実感したことはなかった。

心から感謝しています。
この気持ちは世界とつながっている。

2009年12月14日月曜日

スーパーエディションという社名

先日、富山の浦山理事長から、
ウチの社名について教えていただいたことを書きます。

実は、酒の席で理事長から、
『竹田さん、スーパーエディションって本当にいい名前ですね』
っていわれたので、『え?』ってなったんです。

それまで、この社名って何をやっているかわかりにくいなあ、
変えたほうがいいのかなあ、と思っていたので、正直驚きました。
そんな私に理事長はこうおっしゃったのです。

『竹田さんの仕事って、顧客の思いを紡ぎだして形にするってことでしょ?
それがedition(編集する)ってことですよね。
しかもそれを超本質的に(superに)やるぞ!
って意志なんでしょ?
まさに、竹田さんのやっていることだ。すばらしいですね。』

っていわれたんです。一瞬、あっ!って電流が走りました。

正直に『理事長、それは偶然なんです、実は・・・』って話をしたんです。
すると、『なるほど。でも、私はすばらしい名前だと思いました。
人生は偶然がもたらしてくれることもありますね。』といわれました。

感動しました。
10年以上、この社名と付き合ってきて、
初めて自分自身でぐっときたというか、なんというか。
正直かなり心が揺れました。

浦山理事長、本当にありがとうございました。
偶然がもたらしてくれた人生の宝物を大切にして、
ビジョンに向かって頑張っていこうと決心しました。

ゆうだいとコバへ

ちょっと長いメールになりそうです。

昨日、富山から大阪へ向う電車の中で、
突然ビジョンとミッションが浮びました。

思いついた瞬間、心が震えて、涙が出ました。
生れて初めての経験でした。神の啓示のようでした。


ビジョン:
世の中の全ての組織が、
それぞれの本来の目的にそって、
社会貢献している世界を作る。

ミッション:
お客様の組織が、真に社会貢献できるよう、
組織の中にある思いを紡ぎ、
人が集うしくみを作り出すこと。



ドラッカー先生はおっしゃいました。
「全ての組織の目的は、世の中に貢献することである」と。

森下さんの会社も小暮さんの会社も、
社会貢献するカタチがパチっと定められたから、
人《お客様・社員・職人さん・・・》が集まり、
発展されたんだと思います。

コンセプトを見つける、というのは、その組織が
真に社会貢献するカタチを決めたり、再確認することだ思います。

今、多くの組織で、本来のコンセプトを忘れたり、見出せずにいたり、
情熱を乗せられていなかったりします。

そして、目先の利益を確保するために、情熱を注ぎ込めないことにまで、
無理やり手を出して、さらに状況を悪くしています。
まさに、ウチの会社がそうでした。

勝ち組と負け組を分けているのは、実は、そこなのかもしれません。

情熱をかけられるコンセプトをみつけ、
すべての力をそこに集中することで、
世の中に役立つ存在になることができる。
その結果利益を得て組織を存続発展させる仕組みができる。

お客様が、そして、世界のあらゆる組織が、そうなっていくお手伝いがしたいと、
そのためになら自分の全ての力を注ぐことができると、これが自分のチャレンジだと。
そう思ったら力がみなぎってきました。

ゆうだいとコバに、ぜひ力を貸してほしい。
この世界をよりよくするために。

And The Dream We Were
Conceived In
Will Reveal A Joyful Face
And The World We
Once Believed In
Will Shine Again In Grace

これはマイケルのHeal the Worldの一節。
「僕等が育んだ夢は、やがて喜びにあふれた顔を覗かせることだろう。
そして、僕等がかつて信じた世界はもう一度優雅に輝くことだろう。」

歌詞に出てくるconceiveとはconceptの動詞で、体内に宿す、という意味です。
そう、コンセプトとは腹に落ちてこそ初めてコンセプトとなるのです。
このことは浦山理事長から教えていただきました。

お客様の中にある思いを紡ぎ、コンセプトをみつけだす。
そして、そのコンセプトが真のコンセプトになるように、
conceiveするお手伝いをしようと思う。

そして、そうすることでお客様の組織が真に社会貢献できるようになる。
そんな組織をひとつひとつ増やしていくこと。
それが僕たちが世の中に貢献したいこと。世界を癒やすことだ。

We Could Really Get There
If You Cared Enough
For The Living
Make A Little Space
To Make A Better Place...

Heal The World
Make It A Better Place
For You And For Me

「僕等はきっとたどり着ける。
もし、君が生きることに一生懸命なら。
まず小さな場所をつくって、そこを良くすることからはじめよう。
世界を癒やそう。もっといい場所にしよう。君と僕のために。」

この歌を作ったときの彼の気持ちに、どこかで繋がったような気がした。
さあ、がんばろう。

2009年12月9日水曜日

感情をこめて、ストレートに言う

世の中は感情で動いている。

だから、人は人に何かを伝えるとき気を遣う。
けれど、それは時に逆効果だ。
なぜなら、本心が伝わらなければ、意味がないからだ。

コミュニケーションの原点は、伝えたいことが伝わることだ。
言葉に気持ちをこめて、かつ、ストレートに伝える。

余計なことは話さない。自信のないことも話さない。
これがコミュニケーションの極意だと、昨日M師匠に教わった。

2009年12月2日水曜日

素晴らしい学校と立山連峰

富山県まで行って来ました。

浦山学園の浦山理事長はじめとした職員の皆様と
ミーティングをさせていただきました。

皆様とディスカッションをした後に、
理事長が校内を案内して下さいました。

すごいなあと思ったのは、
整理整頓が本当にきちんとされていて、
廊下がピカピカだったこと。

授業が終わったあとの教室では、
イスがすべて机の中にしまってあるし、

ホワイトボードは新品かと思うほど
きれいに拭いてありました。

そして何より、職員の皆さんお一人お一人が、
自分たちの学校に誇りを持っていらっしゃること。

そして『もっといい学校にするには』というテーマを持って
日々のお仕事をしていらっしゃることが
ひしひしと伝わってくるのです。

これだけのスタッフがいらっしゃるのですから、
かならず人集めはうまくいくはずです。

きっと近い将来全国的にも注目を集め、
全国津々浦々から応募者が集まる学校に
なられていくことでしょう。

職員の方が駅まで送って下さったのですが、
理事長が車が見えなくなるまでお見送りくださいました。

この学校では、今の日本人が忘れかけている大切なものが
しっかりと守られ、伝えられています。

夕闇の田園風景の中に立つ校舎のシルエット。
遠くの立山連峰が夕日を浴びて輝いていました。
本当に美しかった。写真でお見せできなくて残念です。

浦山学園の皆様、本当にありがとうございました。