2010年1月21日木曜日

NHKの「プロフェッショナル」で

夜中に帰ると家内がテレビをつけっ放しで寝ていた。
そのまま見ているとNHKのプロフェッショナルという番組だった。
IBMの研究所に勤める全盲の女性プロジェクトリーダーの話だった。

14歳のときに事故で失明し、高校進学を断念せざるを得なくなる。
未来を夢見ていた少女にとって、他人には想像もできないほどの苦しみだったと思う。

彼女はそこから立ち上がり、盲学校で点字を覚え、
外国語をマスターする。

通訳になる夢はあきらめざるを得なかったが、
働きながら博士号を取得し、人生を切り開いていく。

今彼女は、目が見えなかったり、字が読めない人向けの
インターフェイスを開発するプロジェクトのリーダーをしている。

彼女は言う。「目が見えないことが私の強み」。そして、
「自分にしかできない仕事をして、世の中の役に立ちたい」と。

その台詞を聞いて涙があふれ出して止まらなかった。

「世の中の役に立ちたい」。
これほど人間の尊厳に満ちた言葉を他に私は知らない。

2010年1月20日水曜日

最大 対 満足

人はついつい「もっともっと、できるだけ、最大に」を追い求めてしまう。
しかし、それではいつまでも追い求め続けるだけの
むなしい人生を生きなければいけない。

執着心や見得を捨て、他人と比べることなく、
自分の満足の基準で選択する、ということを始めた瞬間に、
すべてが上手くいく。

もっとも大切なことは、自分のルールで生きること。

選択肢の多すぎる時代。
選択肢が多いほど、実は幸せレベルが下がっていくという。

選択肢を切り捨てるスキルを身に着けること。
このスキルこそがこれからの時代を生きる上で最も重要なスキルとなる。
それができれば幸せのレベルがどんどん上がっていく。

あなた自身が進化と提供を続けていれば、それでいい。


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ざっとかいつまんだだけだけど、こんな内容だった。
自分の直感が、「その通りだ、間違いない」、とつぶやいている。

どうやらその「自分のルール」を見つける方法というのが、
「新ブレインダンプ」という手法らしいのだが。
詳細はまだわからなかった。

「コンセプトを持って生きる。」lこのことを実践し始めてから、
ずいぶんと生きるのが楽になった。そして、幸せになった。

それはまさに今、私自身の体験していることだったので、
音声を聞きながら、アグリー!!!って叫びたくなりました。

昨夜届いたメルマガ?についてあったURLをクリックしたら
すごいことが聞けてしまいました。びっくりした。

↓こちらから聞くことができます。

http://www.mrxmindset.com/newbd

2010年1月19日火曜日

雪の富山でおじさんと

先週、雪の富山で夜一人でメシを食おうと、
居酒屋の暖簾をくぐり、カウンターに座った瞬間、

斜向かいに座っていた、いい感じで酔っ払ったおじさん(66歳)が
「あんたはどこの人だ?」と声をかけてきました。

「東京からきました。富山はいい町ですね。」
「ああそうかね、ワシも19年東京に住んどったよ・・・」

それからおじさん・・・2時間話っぱなしだった。
注文する暇も与えないほどに一方的に話しかけてきて
私がよそ見をすると「聞いてるのか!」と怒り出す始末。

話が途切れると、すぐに、
「あんたはどこの人だ?」
「東京です。」
「ワシも東京に住んどったよ・・・」

これが繰り返されるんです。

いやあ、でも、大事なことを教えて下さったんですよ。
以下、おじさん語録です。

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「たとえ給料が10万でも20万もらってる人間と同じ分の仕事をしろ。」

「あんた、社長なら情報を発信しろ、それが上に立つ人間の役割だ。」

「どれだけ忙しくても勉強しろ。今より2時間早く起きればいい。」

「思いついたら0.1秒で動け。」

「親を大切にしろ。」

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ろれつの回らない状態で出てくるネイティブの富山弁?だったので、
ホントはもっともっといろいろ話をしてくださったんですが、
私が聞き取れませんでした。すみません。

でもなんかうれしかったなあ。ホントにいい話聞かせてもらった。
ほっこりしました。
いいなあ、富山、ますます大好きになりました。

おじさん、ありがとうございます。
また今度あの店で会えたら、一杯おごらせてください。

2010年1月15日金曜日

ギリギリの闘い

北尾が毎日徹夜続きで仕事をしている。


自分も人生で何度か経験したギリギリの自分との闘いの時代。

毎日15時間勉強した受験の追い込み。
倒れるまで練習した体育会の夏合宿。
リクルート時代のきつかった営業。
そして、一昨年独立してからの1年半。

不安で辛くて逃げ出したい気持ちと、
あきらめたくない気持ちとのせめぎ合いが、
いつ終わるともなく続く。

でも今考えると、そんな時こそが成長できた時だった。
そして、そのあとに神様からの宝物がやってきた。

ゆうだい、お前さん、今輝いてるよ。
がんばろうぜ。

2010年1月9日土曜日

お年玉の使い方

息子(中一)がお年玉でゲーム機を買いたいといってきた。
余計なお世話だと思いつつ、一言いってみた。

「お金の使い方には二つある。消費と投資ってのがそれだ。
使ったらなくなるものが消費。将来につなげるのが投資。
中学生からは自分で自分を作っていくもんだ。
なりたい自分になるために、自分に投資してみたらどうか。」

わかったのか、わからなかったのか、神妙な顔をしてた息子が、
お年玉のほぼ全額をつぎ込んで買ったのが、これ。

「ジョニー黒木の魂のエース育成プログラム〜これで君も球速10キロアップ〜」


いやあ、びっくりした。
まさか中一が情報商材を買うなんて!!

彼が買ったのは、ゲーム機でもグローブでもなく、
「情報」だったのだ。しかも15,000円も出して。

確かに息子は野球が大好きで、熱心にやっている。
ピッチャーをやっているが、背が低いので球速が出ないのが彼の「痛み」だ。
その「痛み」をぬぐうために、なけなしのお金を出して彼が投資した対象が
なんと「情報」だったのだ。

すごい時代だと思った。
なりたい自分になるチャンスはいくらでもある。
その方法が昔に比べると考えられないほど広がっている。

「求めよ、さらば与えられん」
本当にそんな時代になったのかもしれない。

「自分が何を求めるのか」それが明確なだけでいいのだ。
それだけで「情報」がぐんぐん集まってくる時代になった。
本当にそう思う。

2010年1月6日水曜日

学ぶということ

『会社のコンセプトが見つかって以来、
どんな本を読んでも面白いんですよ。』

今日、ウチの小林がそんなことを言いました。
ああ、なるほど、確かにそうだね。

欲するものがシンプルで本質的なほど、
身の回りすべてのものから学びがある、
ということなのかもしれません。

学ぶとは単に知識を得るというだけではなく、
何かと共鳴し、つながることのように思えてなりません。

だからこそ学ぶことは楽しい。

どんどんつながっていきたい。
そんな一年にしたいと願っています。

2010年1月3日日曜日

富士の裾野にて

かわいがってくれた叔母が亡くなって、
静岡県裾野市に行った。

動かないままの叔母を見たら、涙がでた。
無条件で僕をかわいがってくれた。
末っ子の母をかわいがるように。

人は生まれて死んでいく。

ただそれだけなのに、それだけのことなのに、
とてつもない何かをこの世に残していく。

僕は何を残していくのだろう。
おばちゃん、ありがとう。

2010年1月1日金曜日

新年あけましておめでとうございます。

今朝もタロウ(ビーグル♂)と散歩にいく。
こいつには暮れも正月もない。
6時になると一声、ワン、と吠えて催促する。

ちょっと苦笑いして、ジーンズをはく。
息が白い。寒い。思わず頭からフードをかぶる。

タロウはいつものように小屋の前でしっぽをふる。
早くして、と言わんばかりだ。

綱をつけてやるとものすごい力でひっぱる。
家を出たらいつも左にいくのに、今日に限って右にひっぱる。

まあいいや、ヤツに任せてどんどん歩いていく。
凛とした空気、快晴の空。期待が高まる。

そらきた、橋のところまできたら、やっぱり見えた。

富士山。

我が国最長の曲線を左右にゆるやかにひろげている。
紺碧の空、雪の白。完璧な美しさ。

思わず手を合わせる。
タロウも立ち止まる。

この国に生まれてよかった。

あけましておめでとうございます。
どうか今年、この世が平和で安らかでありますように。